皆さんはパソコンで作成したデザインデータや、
デジカメで撮影した画像をプリンターで印刷したとき、
「画面で見たのと色が違う・・・」と思われたことはないでしょうか?
その理由を解くカギになるのが、
「RGB」と「CMYK」という色の表現法(カラーモード)の
違いにあります。
◆RGBカラーとは
RGBカラーは、主にパソコンなど液晶モニター、デジカメなどで
使われる色の表現法です。
「光の三原色」とも言われ、
R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3つ原色を
混ぜて幅広い色を再現します。
光は重ねても色が濁らない性質があり、
RGBの3色は混ざれば混ざるほど色が明るく、白に近づいていきます。
◆CMYKカラーとは
CMYKカラーは、主に印刷機やカラープリンターなどで
使われる色の表現法です。
「色の三原色」とも言われ、
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の
4つの原色を混ぜて幅広い色を表現します。
CMYの3色は混ぜれば混ぜるほど色が暗く、黒に近づいていきます。
余談ですが・・・
CMYKの「K」だけブラック(BLACK)って…
なぜ頭文字じゃないのか気になりませんか?
またKは日本語の黒(Kuro)の頭文字から取ったのではないか、
と考えられがちですが、これも間違いで
画像の細かい輪郭など示すために用いられた印刷プレートである
キー・プレート(Key plate)の頭文字から取られたものであり、
その版には通常黒インクが使用されていることに由来しています。
◆RGBカラーとCMYKカラーの違い
この性質の違いが、最初にお話しした見え方の違いの原因であり、
印刷に使うデータはCMYKが基本ですが、
モニターで使用されるRGBに比べ、再現できる色数が少なくなっています。
特に、原色などのあざやかな色はCMYKで再現することが難しいため、
実際の印刷ではくすんだ色になってしまいがちです。
よって、チラシ印刷した際に、納品されたチラシを見て
「作ったデータと、印刷されたチラシの色が違っている!」と
気づくことがあります。
このようなトラブルを防ぐため、宣伝館ではRGBカラーモードで
ご入稿された場合、まずCMYKカラーに変換いたします。
そして印刷前に「確認用データ」をお送りすることにより事前に
お客様へ確認を取らせていただいております。
一昔前までは、印刷機のイメージに極力近い『色校正』を
出力するまでは、印刷の色合いを確認することができませんでしたが、
その分、この時代の校正紙は印刷機のイメージに近いものが
出力できたため、そこで印刷側と発注側の合意が得られていました。
近年ではお客様自身が、パソコンソフトで印刷データをお手軽に
作成されることが多くなりましたが、モニターと簡易プリンターで
色確認されることが多く、それが特に明るい蛍光系の色などで
『印刷イメージの誤差』が出やすくなっているようです。
◆特色
カラー印刷の場合、上記の通り「CMYK」を混ぜ合わせていろんな色を
表現しますが、例えば「緑色」のみで印刷したい場合などは
「特色インク」を使って印刷します。
ただ一口に「緑色」といっても様々な緑色があります。
エメラルドグリーンのような緑や、黒板のような濃い緑…。
そして、「黒板のような緑」といっても全く同じ色はイメージできないものです。
そこで、イメージの食い違いを防ぐために用いられるのが「色番号」です。
印刷色を正確に共有するために、特色インクにはそれぞれ
「色番号」が付けられています。
色の指定は、DICやPantoneなどの特色メーカーの色見本帳を参考に
するのが一般的です。
実際にご注文いただく場合は「DICの〇〇番で」とご指示ください。
(※追加料金5,000円が発生する場合がございます。)
★宣伝館カラー
「色が多くて選べない」、「DIC番号を探すのが大変」
そんな方には<宣伝館カラー>をご用意しております。
上記の21色からご指定いただければ1色のお値段でご利用いただけます。
宣伝館では専任の担当者が付きますので、
色についてのご質問、その他
それぞれのお客様の目的にあったアドバイスをさせていただきますので
お気軽にお問い合わせください。
フリーコール → 0800-100-3333
ホームページ → https://sendenkan.com/
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