塗り足しについて（化粧断裁の場合）

『塗り足し』とは？

仕上がりサイズより「外側に3mmはみ出させた」部分を「塗り足し」と言います。

なぜ『塗り足し』が必要なの？

正寸（化粧断裁）でチラシを制作する場合、家庭用のプリンター出力とは違い、印刷所では正寸サイズより一回り大きい用紙に印刷し、最後に四方を正寸サイズに断裁して仕上げます。

ピッタリがなぜ問題か？

お客様の作るデータの多くはサイズに対して「ピッタリ」が圧倒的に多いです。白背景の場合は支障はございませんが、色が紙端まで入る場合は「ピッタリ」の外側に3mmほど多めの塗り足す空間=『塗り足し』が必要になります。

『塗り足し』がないとどうなるの？

印刷所では印刷物を断裁する際に、用紙を何百枚も重ねるため、多少の「断裁ズレ」が生じることがあります。少しでも束がズレてしまうと、紙端に白地（印刷されていない部分）が出てしまうため、このようなズレを防ぐ為に、仕上がりサイズから背景色や写真をはみ出してレイアウトし塗り足しを作ります。せっかく綺麗にデザインしたのに紙の白地が見えては台無しですよね。

また、断裁時のズレにより重要な情報が切れてしまうのを防ぐ為、文字などは正寸サイズから3mm内側に収めると安心です。

レイアウトする際は上に書かれたような注意事項を踏まえ作成されると、より安心して正しい印刷物が刷り上がりますので最初に意識して作成することをオススメいたします。

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