ドラフト9位から首位打者へ

3/26の開幕を目指してプロ野球各球団が動き出しました。
昨年に引き続きコロナ禍でのシーズンとなりそうで、
無観客試合、外国人選手の入国遅れなどあまり良い話題がありませんが
田中将大選手の楽天復帰など明るいニュースもあります。

各球団の注目選手

たくさんいるのでこのページだけではお伝え出来ないのですが
今回は私の贔屓チーム「横浜ベイスターズ」から
「佐野恵太」選手を紹介いたします。

佐野選手は2019年まで規定打席に到達したことがなかったにもかかわらず、
2020年シーズンでラミレス監督が「4番・主将」に任命。
メジャーリーグに移籍した筒香選手の後釜を託されました。

佐野選手はその期待にこたえ、開幕から9試合連続安打を記録する
好スタートを切りました。開幕から1カ月経っても本塁打が出なかったことで
批判を受けた時期もありましたが、7月22日に初本塁打を記録すると、
そこから3試合連発と好調を維持し、10月には球団タイ記録となる
5試合連続本塁打もマーク！
最終的には打率.328、20本塁打、69打点の好成績で自身初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得。さらにはベストナインも受賞しました。

ドラフト9位からのスタート

佐野選手は2016年のドラフトで予定していた8名の選手の指名を終えた後の
9番目の指名でした。その年のセリーグでは最後の指名です。
当時の球団も佐野選手指名の狙いは、次世代の代打育成だったとのことでした。
プロ野球選手になれたかどうかのギリギリの存在であったドラフト9位指名の
選手が、3年後には首位打者を獲得！！
まさにシンデレラストーリーに他なりません。

きっかけは当時の球団関係者やラミレス監督が才能を見出し、
才能が開花する機会と場を与え、主将と4番という立場を与えることで
後押しをされました。
それに佐野選手が自らの努力で応えた！ということだと思います。

自らも気づいていなかったかもしれない才能を見出してくれる人に
巡り合えたことが佐野選手の持つ強運です。
この強運に更に磨きをかけ、自らの力を限界突破し、
今シーズンも大活躍することを願っています。

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