パソコンを使ったデスクワークが当たり前になった昨今、「データベース」という言葉を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
データベースとは複数で共有できたり検索・編集することのできる大量の整理されたデータの集まりのことを指します。一般的にはコンピュータで作られたデータの集合体を指しますが、広義のデータベースには紙の住所録なども含まれます。
本来データベース構築においては、SQLなどの専用の知識と技術が必要となりSE(システムエンジニア)が構築することが前提になります。したがってSEなどのいない現場では通常のデータベース設計ではとてもハードルの高い作業になります。しかし、近年では専門知識がない現場でも「WEBデータベース」を使い自分たちの業務を素早く効率化しています。
WEBデータベースとは
Webデータベースとはブラウザーやクラウドを使ってデータベースを作成したり検索や参照、登録、更新などあらゆる操作ができるデータベース及びアプリケーションです。WEBデータベースは操作に専門的な知識や技術を必要としません。データベースを統合的に管理できるデータベース管理システム(DBMS)を用いることで現場で働く人々でもデータベースを作成・管理することができます。
WEBデータベースでデータを管理するメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
WEBデータベースのメリット
■ データの作成や管理が簡単に行えるITに詳しくない人が活用することを前提に作られているので手軽にデータの蓄積や管理が可能になります。
■ データの共有・複数編集がリアルタイムでできるWEBデータベースの場合は複数のメンバーが同時にデータの閲覧や編集、更新を行いながらも、データの整合性を保つことができます。
■ 場所に縛られないネット環境があれば場所を選ばずにアクセスできるため多様なワークスタイルに対応できます。
■ 導入が簡単Webデータベースはクラウドを利用するため、導入にあたって自社で設備を用意する必要がありません。そのため、初期費用を抑えながら、準備期間なしですぐに利用を開始できます。
以上のようにWEBデータベースには多くのメリットが存在します。
データベース管理システム(DBMS)の特徴と種類
DBMSの特徴として、大量のデータを自動的に管理してくれるという点があります。数百件程度のデータであれば手動で管理することもできますが、法人企業などで扱う数万件のデータを手動で整理するには膨大な時間と労力がかかります。DBMSであれば数万件のデータを一瞬にしてあいうえお順などにソートするなどを自動で行うことができます。
現在用いられている主なDBMSは「リレーショナル型データベース」が主流となっていますが、データベースの形式には他に「階層型データベース」「ネットワーク型データベース」が存在します。
階層型データベース
階層型データベースはツリー構造になっていて図のように、一つの親ノードに対して複数の子ノードが「1:n」で構成されるネットワーク構造のデータベースです。そのためある特定のデータを検索する際には一つのルートのみしか存在しないので、速度が非常に速いという利点があります。しかし、複数の親ノードを持つ子ノードはそれぞれの親ノードにぶら下がるため、まるで複数存在するようになってしまいます。階層型データベースの場合重複登録が必要になってしまい対応できる状況や情報の編集に対して柔軟性が低いというデメリットがあります。
※「ノード」とは構造体において、個々の要素のことを「ノード」と呼びます。なおノード同士をつなぐ線のことは、「リンク」と呼びます。
ネットワーク型データベース
ネットワーク型データベースは網目状の構造になっていて図のように親ノードと子ノードが「n:m」で構成されるネットワーク構造のデータベースです。階層型データベースとは違い、複数の親を持つことができるため、親ノードに限定されることなく階層型データベースよりも自然な形でデータを格納することができます。
リレーショナルデータベース
リレーショナルデータベースとはこちらはExcelなどの表計算ソフトのように「行」と「列」からなる「表」でデータを管理できるデータベースです。表形式のデータ同士を関連付けたりデータ同士の関連性から新しい表を作成したりでき、エクセルを扱うように使用できます。リレーショナルデータベースは、柔軟にデータを取り扱うことができ、複雑なデータの関連性を扱えること、データ処理の一貫性を保てることなどのメリットがあります。特定のデータを操作したり、条件を付けてデータを検索することが可能です。また、複数の表と組み合わせて、より複雑なデータの取り扱いもできます。しかし、複雑な関係性を持つデータの格納ができるゆえに、複雑化したプログラムにより処理速度が遅くなる傾向にあるというデメリットがあります。
セキュリティ管理の必要性
大切な大量のデータは会社の資産とも言えます。外部からの攻撃や内部からの不正操作、システム障害など危険から守るためのセキュリティ管理は重要です。
データベースにおけるセキュリティ管理とは
■ 問題発生時の原因を特定する「ログの監視」
問題が発生した際に、どのような操作が行われたのかを見つけることが、迅速な解決へとつながります。
■ 外部からの不正アクセスを防ぐ「アクセス制御」
近年は内部のネットワークに侵入されることも珍しくありません。遠隔型ウイルスやWebアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃などを防ぐことができます。
■ データ内容が漏れることを防ぐ「暗号化」
データベースに通信内容を傍受されたりデータが漏えいするのを防ぐことができます。
データベースと管理システム、そしてセキュリティの必要性について解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。これらは会社の資産であるデータを守り、活用するために欠かせないものです!奥深いデータベースの世界についてもっと調べてみて下さい!
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