普段何気に使っている書体。
日本語フォントについているUD,Std,Pro,Pr6,Pr5,StdN,Pro5N,Pro6Nって気になりませんか?
制作会社の中ではフォントを社内で統一しているところが一般的で、私が以前いた制作会社では「Pro」を使え、と言われていて愚直にそうしていました。
しかし、これだけの種類があるのには何か意味があるのだろう、と思いたって今回調べてみました。
最新の文字が追加されバージョンがあがっていく
スマホやパソコンがどんどん進化を遂げるのと同時に、フォントもデジタルになって時代ごとにバージョンアップしていってます。
Adobe-Japan1にそって初めて作られたのは「Adobe-Japan1-0」のようです。それから、Adobe-Japan1-2、1-3、 1-4のように後ろの数字が上がっていきます。
どの規格なのかによって「Std」や「Pro」の表記が変わる
「Std」「StdN」はAdobe-Japan1-3がベースのように、それぞれが各バージョンを元につくられています。
各バージョンの大きな違いは、アップデートごとに「収録文字数」が増えている点のようですね。
「N」とはJIS2004字形対応フォントを意味している
「StdN」「ProN」「Pr5N」「Pr6N」と、一番後ろに「N」がついているものは字形が変更されたフォントであることを指してます。
2004年に発表された「JIS2004(JIS X 0213:2004)」という規格により、文字の改正(168文字)が行われました。そのJIS2004字形対応したフォントが「N」付きということになります。
特徴としては「168文字の漢字が旧字風に変更されたこと」のようです。それ以外には、NなしのJIS90字形とは変わりはないみたいですね。
ではUDって何?
こちらですがユニバーサルデザインと呼ばれ、ユニバーサルデザインの観点「より多くの人が可能な限り快適に利用できるよう配慮されたデザイン」をもとに、「誰もが見やすい、読みやすい」をコンセプトとして、より美しい文字デザインを追求したフォントのことのようです。
どれを使うのがベスト?
たくさんあってどれを使うのが1番いいのか分からない、となりそうですよね。
収録している文字数だけの問題なら、守備範囲も広く、最新の字形が使用できそうなPro6Nでしょうか。
しかしフォントも必要以上に多く入れすぎてしまうと、Illustratorなどの作業時で、少しもたついたりする場合がでてきます。
そんな時はコチラをお試しください。
●環境設定の[テキスト]で[フォントプレビュー]をオフにする
フォントプレビューをオフにしてみてください。
フォント選択時のもたつきは解消されますよ。
書体だけでなく、その他それぞれのお客様の目的にあったアドバイスをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
フリーコール → 0800-100-3333
ホームページ → https://sendenkan.com/
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