反響の良かったチラシには必ず共通点があります。
それは、「誰に」「何を」伝えたいのか、コンセプトが明確ということです。
ここでは、反響のいいチラシをつくるための基本事項をご案内します。
チラシに興味がある人、チラシ制作に悩んでいる人など、ビフォーアフターの
チラシデザインも載せて解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
はじめに、チラシのターゲットを明確にします。「誰に」「何を」伝えたいのか、的を絞ることで「ターゲットにしっかり伝わる」デザインになります。
しかしどのようなターゲットであっても、人はそのチラシが自分に必要な情報かどうかを一瞬で判断します。
一瞬で興味をひくためには、シンプルで分かりやすいデザインであることが大切です。
例えば、メインとなる写真を大きく載せて、何のチラシかが一目でわかるようにしてみましょう。
写真が賑やかなものであっても、その他の部分をシンプルにすることで、全体的にすっきりとした印象を与えることができます。
●「誰に」「何を」伝えたいのか、
的を絞る
●デザインはシンプルで分かりやすく
●メインとなる写真を大きく載せる
情報量の多いチラシは見づらくなりがちですが、次の3点に気を付けてレイアウトを考えてみましょう。
文字や図を揃えることで読みやすく・見やすくなり、情報の多さを感じさせません。
重要な部分は拡大する、色を変えるなどして目立たせ、他と差別化します。
大まかな項目ごとに内容をまとめてレイアウトします。分類することで内容が把握しやすくなります。
人がチラシを見る際、横書きはZ型、縦書きはN型に視線が動きます。
この視線の動きに合わせてレイアウトを工夫しましょう。
一番目立たせたいキャッチコピーはなるべく上に配置します。
キャッチコピーから詳細情報へ誘導するようなレイアウトが見やすく、内容が把握しやすくなります。
●目線の動きに合わせて
レイアウトを工夫!
●キャッチコピーから
詳細情報へ目線を
誘導しよう
伝えたい内容が多く、キャッチコピーがつい長くなってしまう時には思い切って端的な内容にまとめましょう。
短くした分大きく載せられるので、視覚的にインパクトのあるキャッチコピーとなります。
また、ターゲットが気になるような言い回しや、造語・疑問文にすることも有効です。
●キャッチコピーは
一言で端的に!
●時には造語や
疑問文も有効です
チラシの印象は選ぶフォントによってガラリと変わります。日本語の
フォントは大きく「明朝体」と「ゴシック体」の二つに分けられます。
「明朝体」は細い線で構成されているため長い文章を読みやすくし、
また、厳格で堅い印象を与えます。
「ゴシック体」は太い線で構成されているため、短い文章でインパクトを出したい時に使うと効果的です。
内容に合わせて適切なフォントを選びましょう。
●「明朝体」⇒長い文章を読みやすく
したい、誠実な印象与えたい時に
●「ゴシック体」⇒短い文章で
インパクトを出したい時に
チラシ制作において配色は非常に重要です。多くの色を使っていると、一見して派手でインパクトのある印象にはなりますが、訴えたいことがぼやけてしまいます。
使う色は3色~5色程度にまとめ、メインカラーをベースにして統一感を出しましょう。
そこに強調したい部分、訴求したい部分へ鮮やかな色合いを加えることで全体が引き締まります。
また読み手にも伝わりやすく反響アップにつながります。
また、色そのものの印象を効果的に使
うことでそのチラシがより素敵なもの
になります。
●使う色は3色~5色程度に
●色そのものの印象を
効果的に使う
緑⇒リラックスした印象。
暖色系⇒あたたかい優しい印象。
赤⇒人間が一番目に留めやすい色。
タイトルや強調したい部分に
使うと効果的です。
写真を効果的に使うことで、チラシの印象は大きく変わります。
ビジュアル訴求はコンセプトを即座に伝えることもできますし、伝えたい雰囲気を分かりやすく見る人に届けることができます。
またイメージ素材を使うことで、見る人に間接的にイメージを与えることができます。
例えば、学習塾のチラシで笑っている生徒さんのイメージ素材を使うと、「成績が上がった」「志望校に合格できた」というイメージを与えられます。
メニューなど写真を多く使う場合は、
1つか2つくらいピックアップして大
きめに掲載すると、チラシ全体にメリ
ハリがつき印象が良くなります。
●ビジュアルで訴求できる写真を
効果的に使う
●写真を多く使う場合は、
1つ2つを大きめにして全体に
メリハリを!
チラシはただ整っていて見やすいだけでは不十分です。印象に残るデザインにするために「ワンポイントアクセント」を活用しましょう。
ワンポイントには、写真、イラストや吹き出しなど、チラシのコンセプトに沿ったものを選びます。
ちょっとした飾りでも、単調なデザインを伝わりやすいデザインに変えてくれます。
強調したい文章の近くにさりげなく配置したり、中央に大きく配置してみるのもテクニックのひとつです。
●写真、イラスト、吹き出しなどの
ワンポイントを使って
チラシ紙面にアクセントを!
チラシの背景は、チラシ全体のイメージを左右する大切な要素です。
写真やイラストなど、チラシのコンセプトにあった背景を使うことで、チラシの内容がイメージしやすくなります。
また、背景を上手く使用することで他のチラシとの差別化もでき、思わず手に取って保管しておきたくなるようなチラシが完成します。
●チラシの背景は
コンセプトに
あったものを!
チラシは表面があれば当然裏面もあります。裏面を効果的に使うことでそのチラシの訴求効果はずいぶんと変わってきます。
人はチラシ等の広告物を見る時、大体0.5秒程度で興味があるかないかを判断しています。
表面をインパクトを重視した余裕のあるデザインにし、裏面に詳細を見やすく丁寧に配置することで、
「表面で興味をもち、裏面で詳細を理解する」という流れができ、見やすく伝わるチラシとなります。
●チラシは片面(表面)だけじゃない。
裏面も効果的に
●表面はインパクト重視、裏面は
内容重視で、チラシはより見やすくなる!
ちょっとした工夫で、チラシは魅力的なものに変わります。
しかし、あれこれと付け加えてしまうのも良くありません。
もしデザインにお困りでしたら、私たちプロにお任せください。